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佐藤哲三「時代と画家」

 美術家の創作活動は作家自身のイメージと技法に基づくものですが、美術界への呼応、反応と言う側面を持っています。又、生活者として、時代の精神、雰囲気、現実生活、経済状況の色づけも加わります。美術作品の価値判断には造形面だけではなく、作家の生きた時代、環境なりのバックグラウンドを顧慮する必要があるでしょう。
 没後50年を機に、郷土作家佐藤哲三の作品を彼が生きた時代、即ち昭和の時代と美術界という背景の中で検証してみたいと思います。
 キイワァードは「国家と対立する美術」「芸術のための美術」「国家のための美術」です。

(1)昭和戦前期の洋画の動向
   1 プロレタリア美術の高揚と消滅
   2 佐藤哲三の社会派的作品
   3 芸術のための美術――個人主義的絵画の展開
      A 一九三〇年協会の結成
      B 独立美術協会の結成
      C 「独立美術」の主流
        
「日本的ファーヴィスム」について
      D 児島善三郎の「日本主義」
      E 安井曾太郎と梅原龍三郎
   4 佐藤哲三作品の展開
   5 シュール・レアリスム絵画
   6 抽象絵画
   7 戦争記録画
(2)敗戦後の絵画――敗戦後の諸相
(3)佐藤哲三(内なる風景)の獲得

 


 
 
  
   
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