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新潟・文化批評誌 風だるま

第52号 2000年3月30日発行
連載新潟に住む心地・43
   「新潟」はどこにあったのか(2)
 
大倉 宏
CD●『ロンド』アタジーン 亀山信夫
音楽●コンサート日記 小西奈雅子
絵画●アートを身近に楽しむ
    冬空のヘルツ
 〜障害を持つ人たちとのミニ・アート展
五十嵐すみ
連載●映画ノート・21
    モノ文化映像研究会
     (略称バナナ研)の目指すもの
佐藤 真
随筆●起承転転・8 
    映画のこと
上田浩子
特集●映画「白痴」を私はこう観た
 
   理想のお姉ちゃんグランプリ 川瀬恵美子
   可能性の力 鈴木良一
   体感したい空間を表現 伊藤純一
   “地域参加型”映画に参加して 平淳一郎
   もうひとりのI 佐藤ヒデアキ
   木に竹を接いだような感 熊木辰雄
   手塚眞の毒と愛 中村賢作
   原作のリアリティをどう映像化 梶原礼之
   エロスからアガベーへの道程 荒井直美
   伊沢の首吊りが提起すること 加藤耕一
   いい仕事観せてもらいました 榎本悦代
   ヴィジュアリストに
        呼び替えられる脆弱さ
星野健司
   一度見ただけでは分からない、
             けど面白い
福島はるお
   原作の読後感が
        具体化される手掛かり
樋口冬子
   たくさんの想いが込められた映画 諸橋美奈子
   雄弁な群衆とオープンセット 高橋建造
   がうつる映画「白痴」 五十嵐政人
落書●若者文字文化 進藤高司


特集 映画「白痴」を私はこう観た 

手塚眞監督が構想から十年の歳月を費やして完成させた映画「白痴」が、昨年十一月、全国松竹系映画館(新潟市ではシネ・ウインド)で公開された。原作は新潟市出身の作家、坂口安吾。新潟市内にオープンセットをつくり、撮影は県内各地でも行われた。エキストラ出演のみならず、実に多くの県人がさまざまなかたちでこの映画制作に関わってきた。ある意味において「白痴」は新潟の人たちが生んだ映画ともいえる。しかし、資金集めを始めとし、到達できなかった課題も少なくなかった。新潟で何が実現でき何が実現できなかったのか…。この辺の事情については「映画が街にやってきた―「白痴」制作・新潟の2000日物語―」(新潟日報事業社)に詳しい。そこで本誌では、文化批評誌の性格を活かし、映画作品としての「白痴」を県人がどう鑑賞したのか、本誌購読者の方々から感想を寄せてもらった。

       

▼二十七年と九ヵ月、その間ただの一号も欠かすことなく毎月刊行を続けた市民運動の情報誌「告知板」。その〈一時休刊〉を知らせる号が届いたのと、発行人であった庄幸司郎さんの訃
報に接したのとでは、果たしてどちらが先だったかさえ判らなくなるほどに相前後しての出来事だった。いずれもこの二月の事。庄さんとは面識のない私だが、「告知板」には触発されること少なからず。 (小川)
▼「第5期にいがた映画塾実践講座」を5月14日(日)より開講します。今回も例年通り毎週日曜日に開催し、期間は八月まで。受講料は一括で四万円。只今受講生募集中。また、連動企画としてほぼ同時期から「にいがたシナリオ講座」を別だてで開講します。こちらは劇場映画やTVドラマの懸賞をめざします。問い合わせは「にいがた映画塾事務局」TEL025・248・9088まで(矢部)
▼新潟・文化批評誌と刷り込まれた表紙。もちろん当「風だるま」のことです。褒めるは、差し支えなしだが、ちょっと厳しい言葉を吐こうものなら角が立つ。狭い新潟という街のなかで、批評誌というものが正常に機能するものなのか、今号の「白痴」特集は、その辺のところを検証するにもってこいの企画だと思います。なにせ、あっちこっちに関係者がうろうろ、指名された人には踏み絵も同然。本当は、映画の公開中にやるべきことなのですが、それをずらしたあたり、当誌も踏み絵に躊躇している様が・・(生沢)


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