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手塚眞監督が構想から十年の歳月を費やして完成させた映画「白痴」が、昨年十一月、全国松竹系映画館(新潟市ではシネ・ウインド)で公開された。原作は新潟市出身の作家、坂口安吾。新潟市内にオープンセットをつくり、撮影は県内各地でも行われた。エキストラ出演のみならず、実に多くの県人がさまざまなかたちでこの映画制作に関わってきた。ある意味において「白痴」は新潟の人たちが生んだ映画ともいえる。しかし、資金集めを始めとし、到達できなかった課題も少なくなかった。新潟で何が実現でき何が実現できなかったのか…。この辺の事情については「映画が街にやってきた―「白痴」制作・新潟の2000日物語―」(新潟日報事業社)に詳しい。そこで本誌では、文化批評誌の性格を活かし、映画作品としての「白痴」を県人がどう鑑賞したのか、本誌購読者の方々から感想を寄せてもらった。
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