風だるま No. 25
にいがた水紀行・22

 
番外編・長良川河口堰を見に行った(1)
小船井秀一
 
  

 もう、社会党には投票しない。
 あんなに情けないと思ったことはない。あんなにがっかりさせられたことはない。
 ありゃ、いくらなんでもひどすぎる。野坂浩賢建設大臣。以前自分だって反対署名をしていたはずの河口堰だろうが。一体何のために円卓会議を開いたんだ。「反対派の声もちゃんと聞いたうえで、公平な判断をした」っていうアリバイづくりそのものじゃないの。あげく、「国のやることに間違いはない」って言ったっていうじゃないか。あんた、これまで「政府・自民党や官僚のやることは間違ってる」って言ってた政党にいたはずじゃないの。
 しかし、文句ばっかり言ってる場合じゃない。新潟にいる僕にいったい何ができるかはよくわからないけど、何かをしなきゃ、と思う。
 で、とりあえず現場を見なけりゃ話にならないってんで、6月の下旬、現場まで行ってきましたよ。そして、この目で河口堰をじっくりと見て、じっくりと上を歩いて、いろいろと考えてきました。
 読者の皆さん、とりあえず写真を見てください。これを見て、あなた方ならどう思われますか。
 僕は正直言って、気持ち悪かった。純粋に建築物として見てみても、何か言いようのない違和感を覚えたんです。ただ人工的である、というだけじゃない奇妙な違和感を。
 その違和感が何であるかは、また次号で考えていきたいと思います。この回まだ続く。

(左)きのこのおばけのような不気味な姿を見せる河口堰
(右)水位を下げるため川底を掘り下げるしゅんせつ船

 

(左)右岸側の魚道  (右)左岸側の魚道
何百メートルの川幅の、ほんのすみっこに申し訳程度に作られた魚道に、果たしてどれほどの魚が上り下りすることやら

 

 
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